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アメ車の1ナンバー(普通貨物)ガイド。税金・車検・保険・高速料金

大排気量のアメ車は、乗用の3ナンバーだと自動車税が高くなります。そこで耳にするのが「1ナンバー」です。ピックアップトラックや、後席を取り外して荷室を広げた大型SUVを普通貨物自動車として登録すると、ナンバーの分類番号が1で始まる、いわゆる1ナンバーになります。

1ナンバーは自動車税が下がる一方、車検が毎年になる、高速料金が上がるなど、負担が増える面もあります。このページでは、国土交通省や北海道の資料をもとに、仕組みと損得の考え方をご説明します。

1ナンバーとは。貨物車として登録するための要件

国土交通省の通達「自動車の用途等の区分について」では、貨物自動車の要件として、運転席の後ろにある荷物を積む設備(物品積載設備)の床面積が1平方メートル以上あることが定められています。

さらに、座席をすべて使った状態で、残った荷室の床面積が乗車設備の床面積より大きいこと、積める荷物の重さが乗れる人の重さより大きいこと、縦横それぞれ800ミリ以上の荷物の積み降ろし口が側面か後面にあること、座席と荷室の間に隔壁や保護仕切りがあることなどが求められます(最大積載量500キロ以下で座席の背もたれで保護される構造などは例外があります)。

大型SUVを1ナンバーにする場合は、3列目などの後席を外して荷室を確保し、これらの要件を満たしたうえで検査を受けます。車ごとに寸法や構造が違うので、要件を満たせるかは実車で確かめる必要があります。

自動車税(種別割)は最大積載量で決まる

乗用車の自動車税は排気量で決まり、6リッターを超えると最も高い区分になります。北海道の令和8年度の税率表では、自家用乗用の6L超は年額110,000円(2019年10月1日以降に初回登録)、111,000円(2019年9月30日以前)です。4.5L超6L以下でも87,000円・88,000円です。

貨物車の自動車税は、排気量ではなく最大積載量で決まります。同じ表で、自家用のトラック(普通型)は最大積載量1トン以下が8,000円、1トン超2トン以下が11,500円です。

乗車定員4人以上の貨客兼用の車は、排気量に応じた額が加わります。排気量1.5L超の自家用で、最大積載量1トン以下なら16,000円、1トン超2トン以下なら19,500円です。どの区分になるかは車検証の内容で決まります。

なお、新規登録から13年を超えたガソリン車は重課があり、乗用車はおよそ15%、トラックはおよそ10%上がります。

車検は毎年。重量税は車両総重量で

車検の有効期間は、自家用乗用車が初回3年・以降2年なのに対し、貨物車(車両総重量8トン未満)は初回2年・以降1年です。新車でなければ、1ナンバーの車検は基本的に毎年と考えてください。

自動車重量税は、乗用車が車両重量に応じて決まるのに対し、貨物車は車両総重量に応じて決まり、車検の期間分をまとめて納めます。1回あたりの税額は貨物のほうが下がることが多いものの、毎年の車検になるため、点検整備や手続きの回数は増えます。

法定費用の総額は車の重さや年式で変わります。乗り換えや登録変更の前に、税額と車検費用をまとめて試算しておくと安心です。

高速道路は中型車料金。免許にも注意

高速道路では、普通車の区分のうち乗用の3ナンバーと貨物の1ナンバーで車種区分が分かれ、1ナンバーの普通貨物は「中型車」に分類されると国土交通省が説明しています。料金の車種間比率は、普通車1.0に対して中型車1.2です。

高速道路をよく使う方は、自動車税で下がった分が料金の増加でどれだけ減るかを計算しておきましょう。車種区分そのものの見直しも議論されているので、最新の扱いはNEXCOなどでご確認ください。

もう一つ大切なのが免許です。2017年3月12日以降に取得した普通免許で運転できるのは、車両総重量3.5トン未満(最大積載量2トン未満)の車です。大型SUVは車両重量が重いため、貨物登録で車両総重量が3.5トンを超えると、取得時期によっては準中型以上の免許が必要になります。必ず事前にご確認ください。

任意保険と自賠責

1ナンバーの任意保険は、3ナンバーより割高になりやすいとされています。年齢条件などの割引や等級の扱いが乗用車と異なる場合があり、通販型の保険では最大積載量によって加入できる車を制限していたり、車両保険を付けられなかったりすることもあります。

自賠責保険も、乗用と貨物では保険料が異なり、1ナンバーのほうが高くなります。毎年の車検にあわせて更新することになります。

1ナンバーにする前に、今の保険会社に「この車を普通貨物で登録した場合」の条件と保険料を問い合わせておくのがおすすめです。

大型SUVは3ナンバーと1ナンバー、どちらが得か

エスカレード、ハマーH2、タホのような大排気量の大型SUVは、3ナンバーだと自動車税が年8万〜11万円台になります。1ナンバーなら、上の例のように最大積載量や乗車定員の区分によって年8,000円〜19,500円ほどになり、ここが最大のメリットです。

一方で、車検が毎年になる、高速は中型車料金、任意保険が割高になりやすい、後席を外すので乗れる人数と使い勝手が減る、という負担があります。家族で乗る、高速の遠出が多いという使い方なら、3ナンバーのままのほうが合っていることもあります。

街乗り中心で人をあまり乗せない、荷物を多く積む、税金を抑えたい、という方には1ナンバーが向いています。ピックアップトラックは荷台があるため、もともと貨物車として登録しやすい車種です。

関連ページ:エスカレード|ハマーH2|タホ|アメ車ピックアップトラック一覧

1ナンバーにする手続きと注意点

すでに3ナンバーで登録している車を1ナンバーにするには、乗車定員・最大積載量・用途などが変わるため、構造等変更検査を受ける必要があります。座席を外すだけでなく、荷室の床面積や積み降ろし口、仕切りなどの要件を満たしているかが検査されます。

要件を満たさないまま登録したり、登録後に座席を戻したりすると、車検証の内容と実際の車が合わなくなります。1ナンバーにするなら、その使い方を続けることが前提です。

CONFIDENTでは、自社の認証整備工場で、アメ車を1ナンバーにできるかの確認から、必要な作業、毎年の車検・整備までご相談いただけます。輸入時に1ナンバーで登録したいというご相談もお受けしています。

関連ページ:自社認証整備工場|輸入オーダー(新車並行輸入)|輸入オーダー(中古並行)

よくあるご質問

Q. 1ナンバーにすると自動車税はいくらになりますか。

A. 最大積載量と乗車定員などで決まります。北海道の令和8年度の表では、自家用トラックの最大積載量1トン以下が8,000円、乗車定員4人以上で排気量1.5L超の貨客兼用は1トン以下で16,000円です。実際の区分は車検証の内容で決まります。

Q. 1ナンバーの車検は毎年ですか。

A. 車両総重量8トン未満の貨物車は、新車の初回が2年、その後は1年ごとです。

Q. 高速料金はどれくらい上がりますか。

A. 1ナンバーの普通貨物は中型車の区分になり、車種間比率は普通車1.0に対して中型車1.2です。

Q. エスカレードやハマーH2は1ナンバーにできますか。

A. 後席を外して荷室の床面積などの要件を満たし、構造等変更検査に合格すれば可能な場合があります。年式や仕様で条件が違うので、実車を見てご案内します。

Q. 普通免許で運転できますか。

A. 2017年3月12日以降に取得した普通免許は、車両総重量3.5トン未満が対象です。貨物登録後の車両総重量を確かめてからお乗りください。

アメ車の1ナンバー登録や税金・車検のことなら、お気軽にご相談ください。

関連ページ:アメ車ガイド(一覧)|アメ車の車検ガイド|並行輸入ガイド|左ハンドルの運転ガイド

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