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アメ車の車検ガイド。通らない理由と、事前に知っておきたいこと

アメ車はアメリカの道路と法律に合わせて作られています。日本の車検は「道路運送車両の保安基準」という国の基準に合っているかを確かめる検査なので、ライトの色や位置、メーターの表示など、アメリカでは問題ない部分が日本では基準に合わないことがあります。

このページでは、アメ車が車検で引っかかりやすい点、ヘッドライトのロービーム検査、車検の周期、費用の内訳を順にご説明します。札幌の CONFIDENT は自社の認証整備工場で、アメ車の車検と整備をお受けしています。

アメ車が車検に通らないことがある理由

いちばん大きな理由は、アメリカが右側通行で、日本が左側通行だということです。ヘッドライトの照らし方や、ミラーで確認できる範囲の考え方が逆になります。

もうひとつは、灯火の色のルールの違いです。アメリカでは後ろのウインカーが赤く光る車が多く、サイドマーカーの付き方も日本とは違います。日本ではウインカーは橙色と決まっているので、そのままでは車検に通りません。

このほか、マイル表示のスピードメーター、大型SUVの死角、マフラーの音量、フェンダーからのタイヤのはみ出しなども、チェックされる項目です。日本の正規輸入車は日本向けに作られていますが、並行輸入車や、手を加えた車は特に注意が必要です。

逆に言えば、どこが基準に合わないかが分かれば、ほとんどの場合は部品の交換や調整で対応できます。アメ車に慣れた工場で、事前に見てもらうのが近道です。

ヘッドライトの検査はロービームが基準に

車検のヘッドライト検査は、ハイビーム(走行用前照灯)での計測から、ロービーム(すれ違い用前照灯)での計測に切り替わりました。対象は1998年9月1日以降に作られた車(二輪車などを除く)です。

切り替えは地域ごとに順次進められ、全国では2026年8月1日から全車ロービーム計測になっています。ロービームでは、明るさに加えて光の境目(カットライン)の位置も見られます。

アメリカの車は右側通行に合わせて配光されているため、日本の左側通行では対向車をまぶしくさせる向きになることがあります。ロービームの光は「他の交通を妨げないこと」が求められるため、ヘッドライトの交換や調整が必要になる場合があります。

レンズの曇りや黄ばみ、ヘッドライトに合わないバルブへの交換も、光量不足やカットラインの乱れの原因になります。車検の前に一度点検しておくと安心です。

ウインカーとサイドマーカーの色

日本の基準では、ウインカー(方向指示器)の光の色は橙色と決まっています。アメリカでは、後ろのウインカーがブレーキランプと兼用で赤く光る車が珍しくありません。この場合、橙色に光るウインカーを別に設けるなどの改善が必要です。

車の横に付いているサイドマーカー(側方灯)の色は、原則として橙色です。後ろ寄りのサイドマーカーは、テールランプなどと一体になっている場合に限って赤色でもよいとされていますが、赤い光は前方を照らさないように付いている必要があります。

アメ車のサイドマーカーは車種や年式によって付き方がさまざまです。どこまで改善が必要かは、実際の車を見て判断します。

スピードメーター、直前直左、タイヤのはみ出し

スピードメーターは、速度が km/h で表示されることが求められます。アメリカ仕様のメーターは mph が大きく表示されているものが多いので、km/h が読めない場合は表示の変更が必要です。速度の誤差も検査でチェックされます。

大きなSUVやピックアップでは、「直前直左」と呼ばれる基準も関係します。運転席から、車のすぐ前と左側(左ハンドル車は右側)にある高さ1m・直径30cmの円柱を、直接またはミラーやカメラで確認できる構造であることが求められます。確認できない場合は、補助ミラーなどを付けて対応します。

タイヤやホイールは、真上のフェンダーより外へ突き出してはいけません。乗用車の場合、タイヤのサイドウォールの保護帯やリブなどに限って、はみ出しが10mm未満なら認められていますが、ホイールやナットのはみ出しは認められません。リフトアップや太いタイヤに替えた車は特に確認が必要です。

マフラー音と、旧車の車検

マフラーの音量は、国の騒音の基準に合っている必要があります。交換用マフラーを付けた一部の車には、新車のときより音が大きくなっていないかを確かめる考え方も取り入れられています。社外マフラーに替えている場合は、基準に合う製品かどうかを確認してください。

年式の古いアメ車は、作られた時期の基準で判断される項目が多くあります。たとえばウインカーの基準は、2005年12月31日以前に作られた車には別の表が使われます。古い車ほど、どの基準が当てはまるかを確かめながら進める必要があり、部品の取り寄せに時間がかかることもあります。

ライトをLEDに替えている、車高を変えている、社外のバンパーやグリルを付けているといったカスタム車は、改造の内容によって確認する項目が増えます。どこを触っているかを先に教えていただくと、車検の準備がスムーズです。

車検の周期:乗用車と1ナンバー

自家用の乗用車は、新車の初回が3年、その後は2年ごとに車検があります。

ピックアップトラックなど、貨物車として登録した普通車(いわゆる1ナンバー)は周期が短くなります。車両総重量8トン未満の貨物車は、初回が2年、その後は1年ごとです。ピックアップを選ぶときは、毎年車検があることも頭に入れておくとよいでしょう。

並行輸入した車も、日本で登録した後は同じ周期で車検を受けます。

車検費用の内訳と、CONFIDENT の車検

車検の費用は、国に納める「法定費用」と、点検・整備の費用に分かれます。法定費用は、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料(印紙代など)です。重量税は車の重さや年式などで変わり、整備の費用は車の状態や交換する部品によって大きく変わります。

そのため「アメ車の車検はいくら」と一律には言えません。特に初めての車検や、並行輸入車・カスタム車は、灯火類の改善や部品の取り寄せが必要になることがあります。

CONFIDENT は札幌に自社の認証整備工場を持ち、アメ車の車検・整備をお受けしています。車を見たうえで、必要な作業と費用の目安をご説明します。当店で販売した車はもちろん、他店で購入されたアメ車もご相談ください。

関連ページ:自社認証整備工場|札幌アメ車修理専門店|アメ車ピックアップトラック一覧

よくあるご質問

Q. 赤く光るウインカーのままでは車検に通りませんか。

A. 日本ではウインカーの色は橙色と決まっているため、そのままでは通りません。橙色に光るウインカーを設けるなどの改善が必要です。

Q. ヘッドライトの検査はいつからロービームになりましたか。

A. 地域ごとに順次切り替わり、全国では2026年8月1日から全車ロービームでの計測になっています。

Q. ピックアップトラックの車検は毎年ですか。

A. 貨物車(1ナンバー)として登録した場合、車両総重量8トン未満なら初回が2年、その後は1年ごとです。

Q. 並行輸入車でも車検は受けられますか。

A. 受けられます。日本で登録された後は、ほかの車と同じように車検を受けます。CONFIDENT の自社工場でも対応しています。

Q. マイル表示のメーターは交換が必要ですか。

A. 速度が km/h で表示されることが求められます。km/h が読めない場合は、表示の変更などが必要です。

アメ車の車検のことなら、お気軽にご相談ください。

関連ページ:アメ車ガイド(一覧)|並行輸入ガイド|1ナンバーガイド|左ハンドルの運転ガイド

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