11月7日

北米日産が、11月3〜6日にラスベガスで開かれた改造車・カスタムパーツの見本市「SEMAショー2026」に、フロンティア・パスファインダー・アルマダをベースにしたオフロード系コンセプトカー3台を出展しました。300馬力のセントラ「Spec-V」コンセプトとZのコンセプト2台も並べています。主役は日本では正規販売されていない北米モデルです。

この記事はSEMAショー2026特集の1本です。
フロンティア ロニン:GT-R用ターボを組んだV6
中型ピックアップ「フロンティア」がベースの「ロニン(浪人)」は、日産いわく「止まらないオフロードトラック」。3.8L V6に、GT-R NISMO(R35)由来のツインターボを組み込みました。出力の数字は公表されていません。

足回りは大型ピックアップ「タイタン」の部品を使い、左右の車輪の幅(トレッド)を12インチ(約30cm)広げ、車高を4インチ以上上げています。タイヤは35インチのヨコハマ「ジオランダー X-AT」、ホイールは試作の17インチNISMOビードロック(タイヤが外れにくい競技用ホイール)。ロックスライダー(岩から車体を守るガード)などNISMOオフロード部品と大型ブレーキも備えます。
パスファインダーXE-V6とアルマダ ジャングルパトロール
40周年を迎えたパスファインダーの「XE-V6」は、初代(WD21型)の「XE-V6」バッジと、1980年代のパトロールを思わせる赤地にストライプの塗装で当時を再現。4インチのリフトアップ、18インチのNISMO試作ホイール、ルーフラック、背面に開くスペアタイヤキャリアを備えた週末キャンプ仕様です。

フルサイズSUV「アルマダ」の「ジャングルパトロール」は、屋根を取り払ってパイプ製のロールケージ(転倒時に乗員を守る骨組み)を組んだサファリ風の1台。37インチタイヤとロングトラベル(よく伸び縮みする)サスペンション、鋼製バンパーを装備し、エンジンは市販車と同じ3.5L V6(425馬力)です。

荷室には、サファリ車のように内向きのベンチシートを並べました。砂漠やサファリで鍛えられた「パトロール」へのオマージュだと日産は説明しています。

日産の幹部は、新型「エクステラ」を含む今後のトラック・SUVの用品づくりの参考にしたいと話しています。
300馬力のセントラ「Spec-V」とZ 2台
スポーツ系の目玉は、セントラSE-Rの北米登場35年を記念した「セントラ Spec-V コンセプト」。2.0Lをターボ化して300馬力とし、ジューク NISMO RS用の6速MTを組み合わせました。ブレーキと前席はGT-R由来です。

Zは、社員有志のチームが作った米国アマチュアレース用の「Project NAT2」と、ドリフト王者クリス・フォースバーグ氏が初代Z(S30)に現行Zのツインターボ V6を積んだ「ダットサン S30 コンセプト」の2台です。

日本で乗るには
日産は、どの車両もSEMA用のコンセプトで販売しないとしています。一方で、展示車の日産・NISMO用品の一部は米国の販売店で買える可能性があるとも説明しています。
ベースのフロンティア、パスファインダー、アルマダは北米向けモデルで、日本での正規販売は発表されていません。CONFIDENTでは北米日産車の並行輸入・中古車探しから、リフトアップや整備までご相談を承っています。
