11月7日

ダッジが11月2日(米国時間)、アメリカ最高峰のストックカーレース「NASCARカップシリーズ」に2027年シーズンから復帰すると発表しました。発表の場はラスベガスの改造車ショー「SEMAショー2026」のステランティス展示の事前公開。カップシリーズへの参戦は、チャンピオンを獲得して撤退した2012年以来となります。

この記事はSEMAショー2026特集の1本です。
NASCARとは?
NASCARは、楕円形のオーバルコースを中心に、市販車に似た姿のマシンが大集団で競り合うアメリカの国民的モータースポーツです。いくつかのクラスがあり、その頂点がカップシリーズ。車体の骨格や多くの部品は共通で、外側のボディをメーカーごとの市販車に似せています。現在はシボレー、フォード、トヨタの3メーカーが参戦しており、AP通信によるとダッジは4つ目のメーカーになります。

カウリグ・レーシングと組み、1年で復帰
発表したのは、ステランティス北米でアメリカンブランドとSRTパフォーマンス部門を率いるティム・クニスキス氏。「1年で戻るのは無理だとみんなに言われた。だから『見ていろ』と答えた」と語り、準備とテストを走りながら同時に進める、と強気の姿勢を見せました。
組むのは、ノースカロライナ州のカウリグ・レーシング。2026年からステランティスのラムブランドのトラックで、NASCARのトラックシリーズに5台を走らせているチームで、今後はダッジとラムの中心チームになります。11月6日には、ドライバーをAJ・アルメンディンガー選手(16号車)とタイ・ディロン選手(10号車)とすることも発表されました。

レースカーは12月4日、フロリダ州ペンサコーラで開かれる伝統の短距離オーバルレース「スノーボール・ダービー」(第59回)で公開されます。当日は、同じ仕様に仕立てたチャージャーのレースカーで有名人が競う「ダッジ・スノーブロール」も開催予定です。
どの車種の姿で走るかは、公式にはまだ明かされていません。AP通信は「チャージャーを使う2台体制」と報じています。エンジンは、シボレー陣営のエンジンを手がけるECR社と組むと報じられていますが、公式発表はなく未確認です。

1953年から続くダッジの歴史
ダッジのカップシリーズ初優勝は1953年。60〜70年代にはリチャード・ペティらの名ドライバーが活躍し、巨大なウイングを付けた「チャージャー デイトナ」は今も伝説です。1977年にいったん撤退したあと、2001年に復帰して約10年で50勝以上。2012年には「ブルー・デュース」と呼ばれた2号車のチャージャーでチャンピオンを取り、そのシーズン限りで撤退していました。

AP通信によると、2027年シーズンは2月13日のデイトナでの前哨戦「クラッシュ」で始まり、その8日後に開幕戦デイトナ500が行われます。
日本で楽しむには
NASCARで走るマシンの元になる市販のチャージャーは、いまは3.0L直6ツインターボ「SIXPACK」を積み、420馬力のR/T、550馬力のスキャットパック、600馬力のスーパービー ローンチエディションがそろいます。日本での正規販売は発表されていませんが、並行輸入なら手に入れることができます。

レースを見てチャージャーが気になった方は、チャージャー SIXPACKの車種ページもご覧ください。CONFIDENTでは並行輸入や中古車探し、納車後の整備までご相談を承っています。
