11月7日

北米トヨタは、11月3〜6日にラスベガスで開かれた改造車・カスタムパーツの見本市「SEMAショー2026」で、「ウッドランド(Woodland)」の名を冠したコンセプトカー5台を披露しました。ベースはRAV4(プラグインハイブリッド)、シエナ、電気自動車のbZ、グランドハイランダー、クラウン シグニアと、乗用車系のクロスオーバーとミニバン。普段使いの車で、未舗装路の先にあるキャンプ場や登山口まで足をのばす、という提案です。発表は10月30日(米国時間)でした。

この記事はSEMAショー2026特集の1本です。
1960年代の「ホライゾンブルー」でそろえた5台
5台に共通するのは、リフトアップ(車高を上げる改造)、大きなオーバーフェンダー、つや消しブラックのホイール、オールテレーンタイヤ(舗装路と未舗装路の両方を走れるタイヤ)、ルーフラックとクロスバーです。屋根とボンネットは黒の2トーンになっています。
ボディ色は「ホライゾンブルー」。トヨタによると、1960年代のスタウト、クラウン、コロナに使われた色にちなんだもので、米国トヨタの公式発表では1966年の色見本がモチーフとされています。デザインは、ミシガン州にあるトヨタの米国デザイン拠点「CALTY(キャルティ)」が手がけました。カナダの自動車サイトAuto123によると、タイヤはヨコハマの「ジオランダー」だといいます。リフト量やタイヤサイズは公表されていません。

RAV4、シエナ、bZ:家族車をアウトドア仕様に
RAV4はプラグインハイブリッド(外部から充電できるハイブリッド)がベースです。トヨタは「電動化した家族の車が、より冒険的な役割を担う」姿として位置づけています。米国では2027年型RAV4に、市販グレードとしての「ウッドランド」が加わることも発表されています。

ミニバンのシエナにも同じ仕立てを施しました。スライドドアのミニバンが車高を上げ、オールテレーンタイヤを履く姿は、SEMAでも新鮮に映ります。
bZは、米国で市販モデル「2027年型bZウッドランド」として発表済みの電気自動車がベースです。米国トヨタの資料によると、市販車はシステム出力375馬力、最低地上高8.4インチ(約21cm)。コンセプトはそこに今回の共通パーツを組み合わせた形です。

グランドハイランダーとクラウン シグニアも
残る2台は上級クロスオーバーです。3列シートのグランドハイランダーは、上質さと使い勝手の両立を狙ったと説明されています。

クラウン シグニアはいちばん手の入った1台で、Auto123によると補助灯を組み込んだ専用のフロントバンパーと、より張り出したフェンダーを備えます。同じ会場には、クラウン シグニアを低く構えたグランドツーリング風に仕立てた「GT-S」コンセプトも並び、同じ車から正反対の2台を見せた形です。

日本で乗るには
5台はいずれも試作車で、トヨタは「市販されていない部品を使っており、公道を走れない場合がある」と注記しています。コンセプトそのものの市販予定は発表されておらず、日本での販売も発表されていません。
RAV4は日本でも正規販売されていますが、ウッドランドは北米のグレードです。シエナやグランドハイランダーは日本の正規ラインアップにない北米向けモデルで、手に入れるなら並行輸入が現実的な道になります。CONFIDENTでは、USトヨタの並行輸入や中古車探しから、リフトアップやルーフラックの取り付け、整備までご相談を承っています。
