11月7日

ステランティスの公式パフォーマンスパーツ部門「ダイレクトコネクション(Direct Connection)」が11月3日(米国時間)、ラスベガスで開かれた改造車・カスタムパーツの見本市「SEMAショー2026」で、HEMI V8の新しいクレートエンジン・パッケージ6種類を発表しました。クレートエンジンとは、木箱(クレート)に入って届くエンジン一式のこと。今回は制御コンピューターや配線までまとめて1箱にしたのが特徴で、385〜1,025馬力から選べます。発売は2027年1〜3月の予定で、価格は後日発表です。

この記事はSEMAショー2026特集の1本です。
6種類のラインアップ
6種類は、排気量の違う4つのエンジンに「ストリートストリップ」と「スーパーストック」の2つの仕様を組み合わせたものです。スーパーストックは新品のブロック(エンジン本体)に、ヘルキャット用オイルポンプやオイルクーラーなどの強化部品を加えた上級版。ストリートストリップは再生(リマン)ブロックを使います。
- 345(5.7L)ストリートストリップ/スーパーストック:385馬力
- 392(6.4L)ストリートストリップ/スーパーストック:485馬力
- ヘルクレート レッドアイ 6.2Lスーパーチャージャー(スーパーストックのみ):ハイオク仕様で最大885馬力
- ヘレファント C170 6.2Lスーパーチャージャー(スーパーストックのみ):E85燃料(エタノール混合燃料)で1,025馬力

どれもAT用とMT用の品番があり、配線キット、書き換え済みのエンジンコンピューター、O2センサー、アクセルペダルなどが付属。ヘッドカバーは種類ごとに黒・オレンジ・赤・黄と色分けされ、シリアルナンバー入りのプレートも付きます。保証は3年/10万マイル(約16万km)です。

なお、2025年のSEMAで再発売された426キュービックインチの「ヘレファント A30」とは別物で、今回のC170は6.2Lです。

組み合わせる8速ATも箱で
エンジンに合わせて、8速AT「トルクフライト 8HP90」も専用の箱入りキットで用意されます(保証12か月/1.2万マイル)。MTならトレメックの「マグナム」が推奨です。会場にはレッドアイ・パッケージを積んだ1967年型プリムスGTXも展示されました。
現行車向けの新パーツも
同日には現行車向けパーツも発表されました(米国希望小売価格、取り付け費別)。
- ラム1500 ランブルビー用ウィップル製スーパーチャージャー:10,995ドル(最大600〜900馬力、2027年1〜3月発売予定)
- マグナフロー製キャットバック排気:チャージャー用3,399ドル、ランブルビー用1,599ドルから
- ライドテック製車高調(ランブルビー用):4,590ドル(予定価格)
- 22インチホイールセット(ランブルビー用):2,950ドル(予定価格)
- ラムTRX/デュランゴ SRT ヘルキャット用 ステージ1キット:2,195ドル、最大40馬力アップ、発売中

日本で使うには
ダイレクトコネクションの製品は、アメリカではオンラインとモパー系ディーラーで販売されますが、日本での販売は発表されていません。保証も米国での条件です。クレートエンジンを旧車に載せ替える場合、日本では構造変更などの手続きが必要になることがあります。
パーツの取り寄せや、HEMI V8車の整備・カスタムについては、CONFIDENTにご相談ください。
