11月7日

GMが、キャデラックとシボレーの電気自動車(EV)6万7380台をリコール。低速でブレーキが一瞬効かなくなるおそれがあります。米運輸安全当局NHTSAへの届出から、今週報じられたアメ車のリコールをまとめます。

主役はGMのEV4車種
台数はGMの届出書類(26V717)より。
- キャデラック リリック 2023〜2027年型:4万4585台(高性能AWD「pAWD」の車だけ)
- キャデラック ヴィスティック 2026〜2027年型:1万8802台
- シボレー ブレイザーEV 2024〜2027年型:3911台(pAWDのSS・PPVだけ)
- キャデラック セレスティック 2025〜2026年型:82台

「曲がりながら段差」で起きる
低速の急カーブで軽くブレーキを踏みつつ、車庫の出入り口のような段差を越え、一瞬ゆるめて踏み直す。この流れで効きが一時的に失われることがあります。
原因はブレーキ制御コンピューター(BSCM)のソフトがタイヤの動きを読み違えること。次に踏めば元に戻ります。

きっかけは2024年型リリックが低速で車庫にぶつかった一件。関連しそうな苦情は24件で、うち20件が軽い事故、2件で軽いけがの訴えがありました。
- 直し方:BSCMのソフトを更新(無料)
- 無線のOTA更新か、販売店での作業
- 所有者への通知は12月14日から

フォード、ダッジ、トヨタも
10月20〜29日に届け出られた、ほかの主なリコールです。
- シボレー エクスプレス/GMC サバナ 2025〜2026年型(1万2715台):ステアリングギアのナット締め不足。前回リコールで108個の部品が調査から漏れ、点検済みの車も再点検。該当ならギア交換(26V718)
- リンカーン ノーチラス ハイブリッド 2026〜2027年型/コルセア ハイブリッド 2027年型(1万1623台):駐車用モジュールの基板が防錆油で傷み、走行中に突然ニュートラルに入るおそれ。モジュール交換、部品は準備中(26V688)
- フォード F-150 2026〜2027年型/スーパーデューティ(F-250〜F-450)2026年型(3万123台):左のテールゲートワイヤーが重い荷重で切れるおそれ。ワイヤー交換、部品は2027年1月見込み(26V689)
- ダッジ デュランゴ 2026年型(1万3330台):テールランプが点かなくなるおそれ。点検・交換(26V701)
- トヨタ シエナ ハイブリッド(7人乗り)2022〜2026年型(22万8367台):衝突時に2列目の背もたれが固定されないおそれ。エアバッグ制御ソフト更新など(26V690)

日本で乗るには
GMのEVはリリック2023〜2027年型、ヴィスティック2026〜2027年型、ブレイザーEV2024〜2027年型、セレスティック2025〜2026年型が対象。ほかは上のリストの年式です。

並行輸入車もリコール対象になり得るので、車台番号(VIN)で確認を。NHTSAのリコール検索で17桁のVINを入れると調べられます。F-150などはVIN検索が12月7日からなので、時間をおいて再確認を。日本の正規輸入車での扱いは確認できていません。
CONFIDENTでは、対象かどうかの確認から点検・整備までご相談いただけます。お気軽にどうぞ。
